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タイトル:最低賃金と労働生産性 カテゴリー:ビジネス
更新日:2015-11-02
ベトナム全国

最低賃金:

ベトナム、最低賃金上げ幅12.4% 16年、労働集約型産業でコスト増 - SankeiBiz(サンケイビズ)(2015/9/18)

「北部ハノイや南部ホーチミンなどの大都市部では、現在の月額310万ドンから350万ドンに引き上げられる。」

ベトナムの最低賃金の推移(2009年-2015年) | My Lang Consultant Co., Ltd.

公務員の最低賃金引き上げ、予算不足で2016年国会までまた先送り - 経済 - VIETJO 日刊ベトナムニュース(2015/11/02)
最低賃金を2015年1月に引き上げ、最大で14.8% | 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ(2014/11/24)

「政府は11月11日、2015年1月以降の国内・外資系企業の最低賃金引き上げに関する政令103号(103/2014/ND?CP)を公布した。改定後の最低賃金(月額)は地域1(ハノイ市、ホーチミン市など)で310万ドン(約1万7,050円、1ドン=約0.0055円)に引き上げられる。引き上げ幅は最大で14.8%(地域1)。 」

詳細はジェトロのページで



労働生産性: 

The International Labor Organization (ILO)のレポートによると、2013年のベトナムの労働生産性はシンガポールの1/15、日本の1/11、韓国の1/10、マレーシアの1/5、タイの40%でしかありません。そしてILOによれば、02~07年にベトナムの労働生産性は毎年5.2%上昇していましたが、08年以降は3.3%に落ちています。

これについて、ベトナム人は縫製などの産業で働いているので、シンガポールやマレーシアのように金融業などのサービス業のように付加価値を産めないという意見があります。また労働生産性は、ベトナム人個人の勤勉さや能力で決まるのではなく、企業の労働力を扱う効率による。最近のILOの調査では、労働生産性は製造業、サービス業で高く、農業では低いことが示されています。ベトナム(2014年)では農業・林業・漁業に46.3%、工業・建築には21.4%、サービスには32.2%が就いています。

個人的に思うのは、停電、インターネットが切れる、機械が直ぐに壊れる、暑い、渋滞、子供の学校への送り迎え、ベトナム料理は食べても直ぐに腹が減る、などなど、勤勉さと能力以外の要因が多すぎます。日本人でもベトナムに来ると労働生産性はかなり落ち込んでいると思われます。(もともと日本人の労働生産性も高くありませんが)



参考資料

REPORT ON LABOUR FORCE SURVEY 2014 ←労働生産性については書かれていないかも。

ASEAN Community 2015:Managing integration for better jobs and shared prosperity -ADB






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